弁護士に相談したいのだけれども、実際に費用がいくらかかるか不安、という話はよく聞きます。
弁護士の費用は、個々の弁護士がその基準を定めることになっており、標準小売
価格というようなものはありません。
しかし、オープン価格といってもある程度目安がないとその価格がどの程度かか
るのかわからず困ってしまうことになりかねません。その際にはまず、
弁護士の費用としてどういった内容のものがあるので、具体的には着手金、報酬金、手数料の3つについてご紹介いたします。
着手金 | 「着手金」は、結果に成功・不成功があるときに、結果にかかわらず弁護士が手続を進めるために着手時に支払う、いわばファイトマネーです。なお、報酬金とは別で、手付ではありません。 |
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報酬金 | 「報酬金」は、結果の成功の程度に応じて支払う成功報酬のことです。 したがって、完全に敗訴となれば、報酬金は発生しません。 |
手数料 | 「手数料」は、契約書作成、遺言書作成、遺言執行など、1回程度の手続で完了するときのものです。 |
日本弁護士会連合会では、弁護士報酬の目安を知ってもらうために、全国の弁護士に対するアンケートの結果を要約したリーフレット「市民のための弁護士報酬ガイド」を作成していますので、ご参考にして下さい。
また、一定の要件を満たす場合には法律扶助協会による弁護士費用の立替えの制度をご利用いただけますので、弁護士にご相談ください。